第４回定例会・道政報告会

年の瀬も迫り、今年も残すところあと１日となりました。

皆様におかれましては、大掃除や買い出しなど年越しの準備に追われ、慌ただしい日々をお過ごしのことと思います。

ほとんどの官公庁や企業ではすでに仕事納めを迎え、せめてお正月はゆっくりしていただきたいところですが、やはり空知の雪の量は帳尻が合うようになっていますね。１２月中旬までは道路が見えていましたが、すっかり冬の装いとなってしまいました。私も家の前の除雪を行いましたが、日頃の運動不足を痛感しているところです。三が日は大荒れにはならない予報となっていますが、怪我や体調管理には十分お気をつけください。

さて、１２月１０日に道議会第４回定例会が閉会しました。

今定例会では主にＴＰＰ協定に関する議論に多くの時間を費やしました。会派としては、ＴＰＰが北海道に壊滅的な影響を与えることを懸念し、道内での影響額を算出すべきと指摘をしましたが、知事からの回答は、様々な変動要因が複雑に絡み合うため積み上げが難しいとして、道としての影響試算を放棄する姿勢に終始しました。特に一次産業への依存度の高い北海道においては、地域崩壊の危機でありますが、何が決まり、どのような影響が生じるかが全く見えていません。今議会では、国に対してＴＰＰ協定の丁寧な説明と対策を求める意見書が採択されておりますが、知事に対しては引き続き、情報公開、道内の影響額、そして対策を早急に明らかにするよう求めていくとともに、会派としても議論を重ねていかなければならないと考えております。

次に、警察署の再編問題についてですが、住民から「北海道全体の統合・再編計画が示されていない中で、話が唐突すぎる」「治安悪化が懸念される」との声があり、私自身も納得できていない状況です。また、対象５署のうち、４署が空知に集中していることから、代表格質問において会派として道警本部の姿勢を質しました。警察本部長からは、「対象となる警察署については、管内の人口動態、管轄面積、事件・事故等の発生取り扱い状況、隣接警察署との位置関係等を全道的な見地から総合的に検討した結果、機能強化を図っていく必要性が認められ、かつ、統合による効果が期待できる５つの警察署を当面の対象として選定したところである。今後の対応については、引き続き対象となる地域の方々に対して、統合の必要性や有効性について丁寧な説明に努めるとともに、地域の方々の声を真摯に受け止め、可能な限り再編整備計画に反映しながら必要な準備を進めてまいりたいと考えている。」という回答でありました。この回答でわかるとおり、道警は再編を進める姿勢を崩しておりません。「地域の方々に対して丁寧な説明に努める」と言いつつも、一部の地域では、個別の町内会ごとに対し住民説明会を開催するよう求めているとの動きも確認されています。これは地域住民から反対署名が提出されたにも関わらず、引き続き住民に対して理解を求めていこうとする姿勢の現れであります。署名の人数を見ても明らかなとおり、当然、白紙撤回がそれぞれの地域住民の思いでありますが、道警が考えを改める意思がない以上、議論は平行線となり、時期を迎えれば強行的に実施されることも想定されます。今後も道警の動きをしっかりと睨みながら、限られた時間の中で粘り強く交渉していかなければなりません。引き続き地域の安全・安心を守るため、私も道議会の場において行動していきます。

道議会閉会後の１２月１５日には栗山、１６日には深川においてそれぞれ地域後援会の皆様のご協力をいただき、道政報告会を開催させていただきました。報告会では、道議会におけるＴＰＰの議論経過や、政治情勢について報告をさせていただきました。師走を迎え何かとご多忙の中、ご出席をいただきました後援会の皆様に、改めて感謝申し上げます。

まだご報告が出来ていない地域につきましても、年明けに開催していきたいと考えておりますので、引き続き各地域の皆様のご協力をお願いいたします。

今年一年間、各地域の皆様には絶大なるご支援を賜りました。この感謝の気持ちを忘れず、皆さんとスクラムを組み、来年も活動してまいります。

最後になりますが、来年が皆様にとってご健勝で、幸多き一年であることをご祈念申し上げ、今年最後の更新とさせていただきます。

 

※これまでの活動を画像で掲載し、ご報告に代えさせていただきます。